ノバルティス ファーマの医療関係者向けサイト

LGBTQ+と医療 誰もが公正で当たり前の医療が受けられる社会の実現を目指して

はじめに

日本で行われたいくつかの調査結果によると、LGBTQ+(性的マイノリティ)と自認している人は約3〜9%。私たちは、LGBTQ+の方々が医療機関を受診した際に不快な経験をしたり、適切な医療を受けられなかったりする事例を減らしたい、という想いで医療関係者のAllyを増やすための活動を行っています。

このサイトは、e-ラーニングを修了しAllyを表明した医師同士が連携するための「医師限定Allyマップ」です。医療連携や、医師同士の情報交換を目的としています。LGBTQ+当事者を含む一般の方たちが検索用に利用する「一般向けAllyマップ」と併せてご活用ください。
(医師の方にはe-ラーニング終了後、ご登録メールアドレスにAllyマップへの掲載方法を送信させていただきます。)

e-ラーニング受講ガイド

e-ラーニングコンテンツは、一般社団法人にじいろドクターズ、まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクトご監修のもと、作成しています。

*Ally(アライ)は、もともと英語で「味方」や「支援者」、「支持者」を意味する言葉で、LGBTQ+について理解し寄り添う支援者を指します。

「LGBTQ+と医療」からのお知らせやコンテンツ更新情報をお届けいたします。

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Allyマップ

e-ラーニングを修了し、Allyを表明した医師同士が連携するための「医師限定Allyマップ」です。医療連携や、医師同士の情報交換を目的としています。

e-ラーニング

Ally マップへの医師登録はこちらのe-ラーニング(会員限定コンテンツ)にて動画視聴と確認テストの完了後、登録確認のメールを送信させていただいたのちに可能です。

非会員の医療者の方は以下のリンクから一部コンテンツを視聴することが可能です。

一部コンテンツの視聴はこちら

監修者コメント

一般社団法人にじいろドクターズ

LGBTQ+は約10人に1人と言われ、皆さんが日々の診療で必ず出会う存在です。しかし、LGBTQ+の人たちは医療者の無理解による差別や偏見を経験することも少なくありません。私は人の健康を支援する医療職の一人として、性的指向や性自認といった性のあり方に関わらず、どんな人も必要な医療を受けられることが必要だと信じています。このAllyマップを通じて、皆さんはLGBTQ+の支援者であるというメッセージを表すことができます。一人一人が「Ally」として適切な知識を持ち、医師同士で互いに学び連携し合うことで、人知れず困っていた多くの患者様が安心して相談できる、温かなケアの拠点が日本全国に広がっていくことを願っています。

一般社団法人にじいろドクターズ

まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクト

2023年4月、東京レインボープライドに、まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクトとしてブースを設けました。多くの方が、ブースを訪れてくださり「どこの病院で働いていますか」と切実に尋ねられました。私たちの知る限り、多くの医師が志を持ち、患者ケアを提供したいと考え実践しています。しかし、Allyのような存在がいる病院を希望する一般の方と医療関係者を結ぶ方法がないことを実感せざるを得ませんでした。そのような想いの中、本プロジェクトにお声かけをいただきました。学習コンテンツの提供に留まらず、Ally表明をした医師同士のつながりを作り、各々の医療現場で行う実践を支えるプラットフォームのような場が育まれることと期待しています。既に実践しておられる方も、何かできないかと考えておられる方も、ぜひご一緒ください。

まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクト